×

矢吹正道が現役続行表明 「もう一回、世界チャンピオンになる」 8月11日にタイ強豪と再起戦

[ 2022年5月3日 13:51 ]

タノンサック・シムシーの写真を手に、再起戦を発表した矢吹正道
Photo By スポニチ

 プロボクシング元WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(29=緑)が名古屋市内の所属ジムで会見し、現役続行と再起戦を発表した。

 「試合後すぐは“やめよう”とも考えた。スパー大会に臨む子供の練習に付き合って体を動かすうちに、このままでは終われないと思った」と心境を説明した。そして「もう一回、世界チャンピオンになりたい」と目標を掲げた。

 昨年9月に世界初挑戦で王者の寺地健次郎(30=BMB)から王座を奪い、今年3月の初防衛戦で異例のダイレクトリマッチに臨み、3回KOで敗れた。試合直後に「(今後は)わからないです。今回に全てをかけていたので」と態度を保留していた。

 再起戦は8月11日に愛知県刈谷市の産業振興センターあいおいホールで50キロ契約10回戦に臨む。相手のタノンサック・シムシー(21)はWBO世界同級4位で23勝(21KO)の戦績を持つ強豪。20年11月にWBAスーパー王者の京口紘人(ワタナベ)に挑戦するはずだったが、京口の新型コロナウイルス感染により試合が中止されている。

 タノンサックを映像で確認したという矢吹は「当て勘があるし、いい選手」と印象を語った上で「再起戦は普通、弱い選手とやるのかもしれないけど。自分にとっては時間のムダ。せっかく体重つくって、コンディションつくるなら強い選手とやりたい」と最短コースで王座返り咲きを目指す。

 再起を果たせば、ライトフライ級とフライ級の両にらみで世界再挑戦の機会を探る方針。

続きを表示

2022年5月3日のニュース