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元世界王者の宮崎亮「8ラウンドやって勉強しました」 “KO賞”100万円逃すも判定で再起2連勝

[ 2022年4月29日 21:41 ]

プロボクシング フライ級8回戦 ( 2022年4月29日    メルパルク大阪 )

復帰2戦目で栄拓海(左)を判定で下した宮崎亮
Photo By スポニチ

 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(33=3150ファイトクラブ)が復帰2戦目で日本ミニマム級3位の栄拓海(28=折尾)を8回判定3―0(78―74、77―75×2)で下した。

 試合後は反省しきりだった。「こんな試合では全然ダメ。体が動かなかった」。以前とは異なる減量方法に取り組み、前日計量前の3日間で6キロ落としたという。「その影響が足に出ていた。(試合前の)アップから微妙な感じで。試合が始まってからは安全運転で、ごまかしながらやっていた。倒したかったけどボクシングは勝ってナンボなので」と説明する。序盤から左ボディーを軸に左フックや右ボディー、左アッパーにつなげて主導権を握った。5回に左ボディー連打から右フックを効かせるもダウンを奪うには至らず。6~7回はやや手数が減った。

 コロナ下で海外から選手招へいが難しい状況で、ファイトマネーとは別に「宮崎に勝てば100万円」のボーナスを用意してライセンス保有する対戦相手を募集し、名乗りを挙げた選手の中から栄が選ばれた。この100万円は宮崎がKO勝利すれば“KO賞”として宮崎に贈られることになり、本人は闘志満々だった。「家族のためにもボーナスは欲しかったけど、無理したらアカン。8ラウンドやって勉強しました。次は減量方法をまた違うものにして、しっかり仕上げます」と出直しを誓った。

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2022年4月29日のニュース