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【RIZIN35】快進撃を続ける新星、伊澤星花が涙の戴冠 牛久も涙の王座防衛

[ 2022年4月17日 20:04 ]

新王者となり、涙ながらにあいさつをする伊澤星花(C)RIZIN FF
Photo By 提供写真

 格闘技イベントのRIZIN「35」が17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された。タイトルマッチ3試合が行われ、女子スーパーアトム級タイトルマッチはここまで5戦負け知らずの新星、伊澤星花が昨年大みそかに次いで浜崎朱加に連勝し、新王者に輝いた。試合後に号泣したことには「試合中に下になったときに心が折れたのが悔しくて…。まだまだ実力が足りない。心の甘さが出た」。デビュー2年目にして頂点に立った24歳は、今後についてスーパーアトム級GP開催を呼びかけた。

 昨年10月以来の再戦となったフェザー級タイトルマッチは王者の牛久絢太郎が判定3―0で前王者の斎藤裕を返り討ち。初防衛に成功した。難敵を退けRIZIN2連勝とした牛久もマイクを手に嗚咽が止まらない。「前回の初参戦でタイトルマッチやって、たまたま(勝った)という声が多くて、死ぬ気で追い込んできました。それが結果につながってうれしく思います。RIZINのファンのことが好きです。ボクを信じて付いてきてくれないかな」とアピールした。

 メインのライト級タイトルマッチは王者のホベルト・サトシ・ソウザが19年のライト級GP1回戦で敗れたジョニー・ケースにリベンジに成功。相手の打撃をかわしながら背後から強引に絡みつき、グラウンドに持ち込むと相手の腕を極めてタップを奪った。
 第7試合では「世界のTK」高阪剛が引退試合に臨み、極真世界王者の上田幹雄にTKO勝利。田村潔司、坂田亘らリングスの同僚が見守る前で、「前に出る」姿勢を貫き、カウンターの左フックでダウンを奪ってパンチ5連打で快勝。52歳でも健在ぶりをアピールし。リングでは涙を浮かべ家族やミルコ・クロコップら自身を強くしてくれた数々の強豪に感謝。リング上でテンカウントが鳴らされ、現役生活に別れを告げた。

 ▽総合ール5分3R(66キロ契約)
〇芦田崇宏(判定0―3)〇カイル・アグォン

 ▽同5分3R(66キロ契約)
〇ヴガール・ケラモフ(1R2分 三角絞め)●中島太一

▽同5分5R(61キロ契約)
 〇元谷友貴(判定3―0)●アラン“ヒロ”ヤマニハ

 ▽同5分3R(120キロ契約)
〇シビサイ頌真(1R1分36秒 TKO)●リハーズ・ビギス

 ▽同5分3R(71キロ契約)
●武田光司(2R1分35秒 フロントチョーク)〇スパイク・カーライル

 ▽同女子5分3R(49キロ契約)
〇浅倉カンナ(判定3―0)●SARAMI

 ▽同5分3R(120キロ契約)
〇高阪剛(1R2分5秒 TKO)●上田幹雄

 ▽女子スーパーアトム級タイトルマッチ5分3R(49キロ契約)
 ●浜崎朱加(判定0―3)〇伊澤星花
 ※伊澤が新王者に。

 ▽フェザー級タイトルマッチ5分3R(66キロ契約)
〇牛久 太郎(判定3―0)●斎藤裕
 ※王者が初防衛に成功。

 ▽ライト級タイトルマッチ(71キロ契約)
〇ホベルト・サトシ・ソウザ(1R3分25秒 アームバー)●ジョニー・ケース
 ※王者が2度目の防衛に成功。

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