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ロマゴン、1年ぶりリングで存在感 体重超過のWBC世界フライ級王者に判定勝ち

[ 2022年3月6日 14:45 ]

 プロボクシング元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(34=帝拳/ニカラグア)が5日(日本時間6日)、米カリフォルニア州サンディエゴでWBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(27=メキシコ)とスーパーフライ級12回戦で対戦し、3―0で判定勝ちした。戦績はゴンサレスが51勝(41KO)3敗、マルティネスは18勝(14KO)2敗となった。

 日本では「ロマゴン」、海外では「チョコラティート」の愛称で知られるゴンサレスは昨年3月以来のリングにベルトラインに「TEIKEN」、その下に日本語で「小さなチョコレート」の文字が入ったトランクス、チョコレート色のグローブで登場。左右のフックを振り回すマルティネスに対し、ガードをしっかり固めてプレスをかけ、上下への打ち分け、多彩なコンビネーションで1階級下のフライ級で現役王者を圧倒。中盤以降はマルティネスがロープを背負う場面が増え、ジャッジ3者の採点で4~8点差をつける完勝だった。

 当初はWBCフランチャイズ、WBAスーパー王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との第3戦が予定されていたが、エストラーダが新型コロナウイルスに感染したため、対戦相手がマルティネスに変更。前日計量では、マルティネスが制限体重を1.4ポンド(約635グラム)超過し、ファイトマネーの20%の罰金が科され、試合はゴンサレスが勝った場合のみ、WBCダイヤモンド王座が授与される変則マッチとなったが、ゴンサレスが混とんとするスーパーフライ級戦線で存在感を強烈にアピールした。

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2022年3月6日のニュース