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三好喜美佳、1年3カ月ぶりに日本王座返り咲き!若狭与志枝にリベンジ「攻める姿勢貫いた」

[ 2022年2月14日 21:15 ]

<日本女子フェザー級タイトルマッチ6回戦>判定勝ちで1年3カ月ぶりに王座返り咲きを果たし、喜びを爆発させる三好喜美佳(右)
Photo By スポニチ

 プロボクシングの日本女子フェザー級タイトルマッチ6回戦は14日、東京・後楽園ホールで行われ、前王者で同級3位の三好喜美佳(38=川崎新田)が激突が若狭与志枝(33=花形)に3―0で判定勝ちし、王座返り咲きを果たした。

 2人は2020年11月に対戦し、その時は若狭が3―0で判定勝ちし、王座奪取に成功。今回は立場を入れ替えて1年3カ月ぶりの再戦だった。終盤はお互いに足を止めての打ち合いとなったが、ジャッジの採点は3者全員が58―56と、三好を支持。三好は「若狭選手は勢いがすごく、パンチも硬くて強かった。気持ちで負けたら負けてしまうので、チャレンジャーの気持ちで。最後は技術うんぬんではなく、気持ちだけ。攻める姿勢を貫きました」と気迫の勝利を強調した。

 前回の敗戦後、1度は引退を考え、ボクシングを離れた時期もあった。だが、「自分と向き合った時にやっぱり、やりたいと思った。自分の気持ちに正直になろうと思った」と再起を決意。約4カ月の準備期間で再戦に臨んだ。前回との違いには「気持ち」と「インパクトのあるパンチを打てるようになったこと」を挙げた。

 これまで東洋太平洋女子バンタム、フェザー、スーパーフェザーの3階級制覇を果たし、2度の世界挑戦もある38歳。新田渉世会長は「まだ伸びる要素は持っている」と期待する。三好は「まだまだ技術的にも全然ですし、世界と言えるような立場じゃないかもしれないけど、“自分はできる”と信じて世界を目指して頑張っていきたい」と宣言した。

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2022年2月14日のニュース