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谷口将隆「もう一つ進化できる」 袖ケ浦市でのフィジカル合宿打ち上げ

[ 2022年2月14日 13:34 ]

千葉・袖ケ浦市でフィジカル強化合宿を行ったワタナベジムのメンバー。左から3人目が谷口将隆(ワタナベジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングWBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(28=ワタナベ)が14日、千葉・袖ケ浦市でのフィジカル強化合宿を打ち上げた。この日午前中で全メニューを終えた谷口はリモートで取材対応し、次戦に向けて「すごい実りのある合宿でした」と手応えを口にした。

 谷口は昨年12月にウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)を11回TKOで下し、王座を獲得。年明けは出身地の兵庫・神戸市やジム所在地の東京・品川区、父の故郷の鹿児島とあいさつ回りで多忙だったが、すでにジムワークを再開し、今回の合宿は今春に見込まれる次戦に向けて「スイッチを入れる」位置付け。前東洋太平洋スーパーフェザー級王者・三代大訓(27)らとともに12日からの2泊3日で4部練習を行った。

 中でも谷口が収穫に挙げたのが敏捷性を高めるアジリティトレーニング。「いろんな合宿のメニューの中で一個一個に効果があって、意味を理解しながらやったんですけど、その中でもアジリティトレーニングは自分が今、欲しがっているスタイルというか、取り入れられそうだと思った」と強調した。

 次戦は未定だが、今春を想定し、合宿後にはスパーリングなど本格的な実戦練習も再開する。王座を獲得したメンデス戦については「後半(重心が)浮いちゃった部分があった」と反省。今回の合宿を生かしながら、その課題克服にも取り組んでいく。谷口は「今のスタイルにアジリティの部分が加われば、もう一つ進化できるかなと思う」と先を見据えた。

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