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ボクシング石田匠のサバイバル 「12・11」名古屋で田中恒成と生き残りをかけて決戦「倒しにいく」

[ 2021年10月4日 18:53 ]

12月に田中恒成と対戦するボクシング元日本スーパーフライ級王者の石田匠
Photo By スポニチ

 プロボクシングの元日本スーパーフライ級王者の石田匠(29=井岡)が4日、大阪市内の所属ジムで練習を公開した。12月11日に名古屋国際会議場で元世界3階級王者の田中恒成(26=畑中)と52・5キロ契約10回戦で対戦する。

 「自分が世界チャンピオンになるにはこの相手に勝たないと。倒す気持ちで1ラウンドから効かします」

 スーパーフライ級の世界ランクは石田がIBF5位、WBO10位、田中がWBC7位、WBO9位につける。ノンタイトルながら、この階級での世界再挑戦へ生き残りをかけた激戦となりそうだ。

 石田にとって憧れの“兄貴分”だったWBO王者・井岡一翔(32=志成)が昨年大みそかに田中の挑戦を退けた。その映像を見て「基本に忠実なボクシング、距離(間合い)やディフェンスが大事やなと改めて思った」。攻略の準備を着々と進めている。

 戦術以上に大切なのは「気持ち」だと肝に銘じている。石田の世界初挑戦は、17年10月に敵地でWBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英国)に12回判定負け。19年12月にはIBF同級の指名挑戦者決定戦でイスラエル・ゴンザレス(メキシコ)に判定負け。「自分のスタイルがもあるけど、後手になっていた。逆に相手をのみ込んで、ペースを握っていかないと」。過去2度のチャンスをつかみ損ねた反省から、アグレッシブに勝利をつかみにいく構え。

 指導する井岡一法会長は「今回は(石田の)目の色が変わっている。いい試合になるでしょう」と手応え十分の口ぶりだ。

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2021年10月4日のニュース