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魔裟斗 09年の引退試合を回顧 4Rにダウン奪うもサワーの猛攻に5R直前「『やばいな』と思い…」

[ 2021年9月7日 16:38 ]

魔裟斗
Photo By スポニチ

 元K-1世界王者でタレントの魔裟斗(42)が、5日に元K-1選手の武蔵(48)とのYouTubeチャンネル「魔裟斗&武蔵チャンネルムサマサ!」を更新。魔裟斗が09年大みそか「Dynamite!!」での引退試合を振り返った。

 当時の魔裟斗は09年4月に現役引退を発表し、その年の大みそか「Dynamite!!」でのラストマッチが決まっていた。相手は09年のK-1 WORLDMAX世界王者と決めていて、魔裟斗は当時2戦2敗だったアンディ・サワーを想定。サワーが同年のトーナメントに優勝したうえで、自身がサワーとのラストマッチに勝利して引退したいという構想があったという。

 だが09年のトーナメント決勝ではジョルジオ・ペトロシアンがサワーを下して優勝した。しかしペトロシアンは優勝した翌日に右拳を骨折していることが発覚し、結局サワーとのラストマッチが決まった。サワーと対戦した引退試合で魔裟斗は4R残り1分40秒を過ぎたところでサワーの左ジャブに対して右のクロスのパンチを合わせてダウンを奪った。そのダウンは「『(相手が)来た』『動いた』『俺も動け』」と決め打ちだったと回顧した。完全なダウンだったためサワーに大きなダメージがあったはずが、サワーもタフだった。4R残り30秒を切ったところからサワーの猛攻で魔裟斗は効かされたが、ゴングに救われる形となった。

 魔裟斗は1分間のインターバルを休んだが、ダメージが抜けず5R目を戦うために立ち上がるとまだ足がフラフラしていたという。「そんなの初めてだったんで『まだ効いてる、これやばいな』と思いました。でもここで効いてるのを悟られたらサワーの猛攻が来ると思ったんで『ここはもう最後、出るしかないな』と思いました」と振り返り、結果5Rを戦い抜き判定勝利で有終の美を飾り現役を引退した。サワーへのリベンジを果たし、有終の美を飾った引退試合の直後は「やっと終わった。もうこれで戦わなくていいんだ」と解放した気持ちになったことも明かした。 

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2021年9月7日のニュース