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亀田興毅会長 夏に予定する次回興行は「華々しく」 緊急事態宣言下で初興行を終えて

[ 2021年5月22日 20:20 ]

初興行に臨んだ亀田興毅会長
Photo By スポニチ

 プロボクシングジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」の亀田興毅会長(34)は22日、大阪府豊中市で初めての興行を終えて複雑な表情を浮かべた。

 「いろいろあったね。コロナに振り回されました。選手の気持ちを考えれば、あまり先延ばしできない。期間を空けずに開催してあげたかった」

 当初は5月5日に大阪市内で開催予定だった。大阪府に緊急事態宣言が発令されて延期。宣言延長により場所を豊中市とし、無観客開催に変更した。そのため今回のイベントのタイトルを「3150ファイト vol.0」とし「プロテストの気持ち」で臨んだという。無観客ではチケット収入を得られず、スポンサーに協力を仰ぐため自ら駆け回ったという。収支について詳細を伏せながら「ちょい赤字ぐらい。“ちょい”がどれぐらいなのかが…」と困り顔。気を取り直したように「多少の出血はありますが、次の8月で回収しますよ」と最後は力強く宣言した。

 「夏の“vol.1”は華々しく、規模を大きくしたい」。その興行では、この日再起戦で判定勝ちした亀田3兄弟の三男・和毅の対戦相手に世界ランカーを用意する方針。さらに年内には世界戦開催にこぎつけたい考え。「社会情勢を見ながら(次回興行を)夏ごろに開催できれば。ボクサーやボクシング界のためにも。戦う場がなければ(目標を見失った)選手がどんどん引退していく。何としても開催していくのが会長の役目」。厳しい“会長デビュー戦”となったが、不屈の闘志を示した。

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2021年5月22日のニュース