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米国デビューの京口紘人、相手負傷でTKO勝利「それもボクシング」

[ 2021年3月14日 13:32 ]

京口紘人
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は13日(日本時間14日)、米テキサス州ダラスのアメリカンエアラインズ・センターで行われ、スーパー王者・京口紘人(27=ワタナベ)が挑戦者で同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)を5回TKOで下し、同級3度目の防衛を果たした。

 5回、右フックを京口の左側頭部に当てたベガが右拳を負傷し、レフェリーが試合をストップする幕切れ。試合後の控え室で日本の報道陣のリモート取材に応じた京口は「ホッとしたのと、正直言えば倒したかったというのもあるけど、それも結果なので素直に受け入れたい。アメリカのリングで勝てて良かったです」と笑みを見せ、「日本で応援してくれるファンや陣営のサポートがあっての結果。“ありがとうございました”と言いたいです」と感謝した。

 自身より身長が16センチ低いベガに対し、初回は左ジャブを突いて主導権を握ったが、2回にはお互いに頭をつけて打ち合う展開に。それでも3回以降は修正し、ペースをつかみかけたところで試合終了。本場のファンに強烈なインパクトを残すまではいかなかった。「残念な気持ちは少しはあるけど、それもボクシング」と割り切り、今後に向けて「アメリカが僕を求めてオファーがくる選手になりたい。ビッグマッチが出来るように精進していきます」と話した。

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2021年3月14日のニュース