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京口紘人の世界戦中止を正式発表 年内の再設定目指すも断念

[ 2020年12月8日 16:31 ]

京口紘人
Photo By スポニチ

 プロボクシングのワタナベジムは8日、WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(27=ワタナベ)の世界戦中止を正式発表した。

 京口は11月3日に大阪市のインテックス大阪で同級10位タノンサック・シムシー(20=タイ/グリーンツダ)と3度目の防衛戦を行う予定だったが、前日のPCR検査で京口とチーフセコンドが新型コロナウイルスに陽性反応を示し、直前で中止に。タノンサックのビザ有効期限である年内に再び試合を組む方向で12月下旬に会場を確保するなど準備を進めていたが、都市部を中心に感染者が増加している状況や管轄する日本ボクシングコミッションが興行開催の新たなガイドラインを示したことなどを受け、グリーンツダジム側と話し合い、この日までに再設定を断念した。

 京口は先月12日に10日間の隔離を終えて東京の自宅に戻り、16日からジムワークを再開したが、体調が芳しくなく、18日から1週間ほど練習を休んだという。陣営は回復を待っていたが、近日までコンディションが戻らず、年内の試合は難しいと判断した。

 タノンサックは10月に来日し、隔離生活を乗り越えて準備してきたが、試合を行うことなく帰国することになる。ワタナベジム側はキャンセル料と経費を支払い、今後については両者間でしっかりと取り決めを交わすとしている。

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2020年12月8日のニュース