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都内ボクシングジムで新たに3人が新型コロナ陽性 感染者は計5人に

[ 2020年11月7日 21:23 ]

 日本ボクシングコミッション(JBC)は7日、日本プロボクシング協会(JPBA)に加盟する都内のジムで新たに3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このジムでは今月2日に20歳代の男子選手と50代の男性トレーナーの2人の陽性が判明しており、感染者は計5人になった。

 新たに感染が判明したのは40歳代と20歳代の女子プロ選手、20歳代の男子練習生の3人で、女子選手2人は先月29日にスパーリングを実施していた。いずれも6日までにPCR検査を受け、陽性が判明。40歳代女子選手は倦(けん)怠感、微熱の症状があり病院で隔離中。20歳代女子選手は無症状で自宅待機、20歳代の練習生は味覚、嗅覚障害があり、ホテル隔離中。ジムは閉鎖し、保健所の指示待ちという。

 JBCの安河内剛事務局長は「全国的に感染状況が拡大傾向を見せているとはいえ、近時ボクシング関係者の感染報告が続いていることは、極めて遺憾である。このままでは、ジムの運営、興行の再開に関するガイドラインの大幅な見直しをせざるを得ない。コンタクトスポーツというボクシングの競技性を再認識し、特にジムでの感染予防の徹底を改めて呼びかけたい」とコメントを出した。

 JBCは個人情報保護の観点からジム名などを公表していない。

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2020年11月7日のニュース