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大橋会長、アンダーで計量パスの尚弥は「いつもどおり」 レフェリーは大ベテランのベイレス氏

[ 2020年10月31日 09:17 ]

前日計量をクリア後、フェースオフする井上尚弥(左)とジェーソン・モロニー(トップランク社YouTubeチャンネルより)

 ボクシングWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦の前日計量が30日(日本時間31日)、米ラスベガスのMGMグランドで行われ、統一王者・井上尚弥(27=大橋)は117・7ポンド(約53・3キロ)、WBA2位&IBF4位の挑戦者ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)は117・9ポンド(約53・4キロ)でともに一発クリアした。

 計量後、大橋ジムの大橋会長が取材に応じた。

 ――計量を終えて。

 「やっぱりホッとしてますよね。けさ、リミット落ちてますって連絡来ていたんで、心配はなかったですけど。改めてしっかりこう見ると、まずはホッとしてます。計量が第一関門じゃないですか、ボクシングっていうのは。パスしてホッとしています」

 ――井上選手の緊張感は。

 「いつもどおりですね。いつもどおり。気負ってるふうでもなく、緊張しているふうでもなく、いつもの感じです」

 ――体重はリミットより下だった。

 「まあ想定内の範囲だと思います」

 ――心配事もなく。

 「そうですね、はい。体重の心配も、順調にいっていたんで全然心配していなかったんですけど、(前座で出場する)アンディ(平岡)の方が心配だったですけど(笑い)。500オーバーで寝て、300しか落ちていないって言ってたんで、ちょっと今日オーバーしちゃうのかなって言ってたんですけど、ピッタリだったんで」

 ――モロニーはかなりにらみつけてきていた。

 「うん、いいにらみ合いでしたね」

 ――アンディ平岡にはどんな試合を期待するか。

 「凄い良い勝ち方を期待しています。そうすればまた大きいチャンスが来ると思うんで」

 なお、井上―モロニー戦のレフェリーは15年のパッキャオvsメイウェザーの“世紀の一戦”など数々の名勝負を裁き、17年には村田諒太(帝拳)が初の世界王座を獲得したアッサン・エンダム(フランス)との再戦にも立ち会った大ベテランのケニー・ベイレス氏(米国)。ジャッジはパトリシア・モース・ジャーマン、マックス・デルーカ、ティム・チータム(いずれも米国)の3氏が務める。

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2020年10月31日のニュース