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粉川拓也が再起戦で6回TKO勝ち「終わったと思っている人たちを見返したかった」

[ 2020年10月14日 20:30 ]

<フライ級8回戦>再起戦を6回TKOで飾った粉川拓也
Photo By スポニチ

 プロボクシング興行「SLUGFEST.15」は14日、東京・後楽園ホールで行われ、元東洋太平洋スーパーフライ級王者で元日本フライ級王者の粉川拓也(35=角海老宝石)がフライ級8回戦で山口隼人(31=三迫)に6回1分39秒TKO勝ちし、1年2カ月ぶりの再起戦を飾った。

 「今回勝てたのは洪さんのおかげ。負ける気がしなかった。日本チャンピオン時代でさえ不安があったけど、前のボクシングスタイルを全部捨て、自分にボクシングに自信がついた。練習から楽しくてしかたなかった」

 昨年8月、東洋太平洋フライ級王者ジェイアール・ラクィネル(フィリピン)に挑戦もプロ37戦目で初のKO負けとなる8回TKOで敗れた。再起にあたり、担当を洪東植トレーナーに変更。ワタナベジム時代にWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志、同ライトフライ級スーパー王者・田口良一らを育てた名伯楽から指導を受けた。

 この日の内容については「まだ全然ですね」と反省しつつも、「もっと強くなれる」手応えも感じた。「きょうの勝ちはチャンピオン時代の防衛戦よりもうれしい。前回の負けで粉川は終わったと思っている人たちを見返したかった」と笑顔。35歳は「世界チャンピオンを目指します」と力強く宣言した。

 メインイベントのライト級8回戦では日本ライト級7位の柳達也(30)が同6位の斎藤一貴(28=角海老宝石)を6回52秒TKOで下した。

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2020年10月14日のニュース