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ワタナベジム会長に罰金50万円 ガイドライン違反 新田事務局長「重大な問題」

[ 2020年10月14日 17:28 ]

後楽園ホールで観戦するワタナベジム・渡辺均会長(2020年10月8日撮影)
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 ボクシングジム会長らで組織する東日本ボクシング協会は14日、オンラインで定例理事会を開き、日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)による新型コロナウイルス連絡協議会が興行再開に向けて策定したガイドラインなどに違反したワタナベジムの渡辺均会長(70)に対し、罰金50万円を科すことを決めた。理事会後のリモート会見で新田渉世事務局長(川崎新田ジム会長)が明かした。

 渡辺会長は9月6、24、25日の東日本新人王予選でチケットを購入・所持せずに座席での観戦、立ち見での観戦を行い、再三の注意にも関わらず、同じ行為を繰り返したという。東日本協会は渡辺会長に対し、事情聴取を行い、同会長も事実関係を認めたことから会則第70条の「倫理違反行為」に該当するとして同72条に基づいて罰金50万円の懲罰を科した。

 新田事務局長は「座席指定や立ち見禁止は感染者が出た際に濃厚接触者を特定するために必要。そのルールから外れて感染者やクラスターが発生した場合には、興行ができなくなるなど大きなことにつながりかねない。重大な問題と認識している」と説明した。

 なお、理事会では小口ジムから休会届が提出されたこと、オサムジムが前会長の死去に伴いDANGAN越谷ジムに名称変更し、住所変更したことも報告された。また、アベジムの名義譲渡を受けた川端龍也氏が平塚市に湘南龍拳ジムを開設することを承認。大会が休止となっているエアボクシングに関しては次回理事会で委員を選任し、来春の大会再開を目指すことが確認された。

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2020年10月14日のニュース