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王者・松永宏信、V2に自信 ファンだった志村けんさん死去は「響きました」

[ 2020年10月2日 17:00 ]

<日本スーパーウエルター級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者・松永信宏(写真提供:横浜光)
Photo By 提供写真

 プロボクシングの日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦(3日、後楽園ホール)の前日計量は2日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・松永宏信(33=横浜光)、挑戦者で同級1位の清水優人(32=木更津グリーンベイ)ともにリミットの69.8キロで一発パスした。

 当初は3月11日に予定されていた試合だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた。計量後にオンライン取材に応じた松永は、11カ月ぶりとなる試合を前に「普段はあまり調子が良いとか言わないんですけど、すごくコンディションが良いので自分でも期待している。楽しみです」と心境を語った。

 コロナ禍で練習には様々な制約があった。緊急事態宣言が出され、ジムが一般営業を休止している期間もプロ選手に関してはジム利用を許可されたが、松永は「他の選手とは時間をずらしたりして、他人との接触を極力避けた」という。ファンだった志村けんさんがコロナで死去したことが「響きました。若いから大丈夫とは思えなかった」と自身により厳しい感染予防を徹底してきた。7カ月遅れで迎える2度目の防衛戦。「試合ができる喜びは大きいですね。ボクサーは試合をしてこそプロですから」。

 対戦相手の清水はプロでは1度もKO負けがない選手。15勝10KO1敗と高いKO率を誇る松永は「清水選手は策士だと思う。僕は技術戦になると予想している。10ラウンド闘う準備はしているし、チャンスがあれば仕留めにいく。縦横無尽に動きたい。自分の動きを中心に見てほしい」と2度目の防衛に自信を示した。

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2020年10月2日のニュース