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比嘉大吾VS堤聖也10・26決定 野木トレーナー太鼓判「2月とは別人」

[ 2020年9月10日 14:07 ]

オンラインで会見した比嘉大吾(左)と野木丈司トレーナー。堤聖也との対戦を発表した
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 プロボクシングの元世界フライ級王者・比嘉大吾(25=Ambition)が10日、オンラインで会見し、10月26日に東京・後楽園ホールで日本バンタム級13位の堤聖也(24=角海老宝石)と対戦することを発表した。ノンタイトルのバンタム級10回戦となる。

 比嘉は堤について「手数とスタミナがある選手」と印象を語り、「移籍初戦なので、しっかり勝ちたい」と意気込んだ。堤とはアマチュア時代に2戦して2敗。リベンジの思いを問われると「まあ、そうなんですかね」と笑いながら「やっぱ、倒して勝ちたい」とKO勝利を誓った。比嘉が日本人選手と対戦するのはプロ3戦目の2014年11月に藤井敬介(宇都宮金田)に1回TKO勝ちして以来、5年11カ月ぶりとなる。

 比嘉は18年4月のV3戦で計量に失敗して王座剥奪。日本ボクシングコミッションから科されたライセンス無期限停止処分が昨年10月に解除され、今年2月の復帰戦を6回TKO勝ちで飾ったが、3月には所属していた白井・具志堅ジムと契約更新しないことを発表。WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(31)と同じAmbition GYMに所属し、比嘉の体重超過の責任をとって白井・具志堅ジムを離れた野木丈司トレーナー(60)とのタッグも復活させた。

 野木トレーナーは「非常に充実したトレーニングを積み、2月の復帰戦とは“別人”です。パワーは(フライ級の)世界王者時代よりも増している」と、その成長に太鼓判。まずは堤戦に勝利することが大前提になるが、「早くタイトルにつながる選手と試合をして、来年中には世界戦を、ということを明確な目標にしたい」と言い切った。

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2020年9月10日のニュース