中林 白井・具志堅ジムのラスト飾れずドロー終戦「でも全部出せた」
プロボクシング東日本新人王予選 二瓶竜弥(DANGAN郡山) 引き分け 中林稜太郎(白井・具志堅) ( 2020年7月30日 後楽園ホール )
31日で閉鎖される白井・具志堅ジム所属の中林は引き分けに終わり、ジムのラストマッチを白星で飾ることはできなかった。4戦4勝だった二瓶と果敢に打ち合った。最後まで前進し、手を出し続けた。ジャッジの採点は39―38、36―40、38―38と三者三様。だが、優勢点により2回戦進出を逃した。
「勝って終わりたかった。でも練習してきたことは全部出せたと思う」。この日、具志堅用高会長は会場に姿を見せなかったが、計量前日に「リラックスしてしっかり頑張ってこい」と激励されたという。日本人初の世界王者と世界王座13度防衛の名王者の名を冠したジムの最後の試合を託された25歳は「勝って終わりたかった」と繰り返し、無念さをにじませた。
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