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尚弥、3団体統一戦9月開催浮上 大橋会長「海外で活躍することが一番の活性化に」

[ 2020年6月2日 05:30 ]

3団体統一戦に向けて練習を継続している井上尚(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されたWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27=大橋)とWBO王者ジョンリール・カシメロ(31=フィリピン)の3団体統一戦が9月に実施される可能性が浮上したと、米スポーツ専門局ESPNが報じた。1日に営業を再開した大橋ジムの大橋秀行会長は「まだ何も確定していない」とした上で、トップランク社から「8月か9月に、という打診があり、検討している。来週に話し合う」と明かした。

 大橋会長によると、井上尚は延期後もモチベーションを下げることなく集中して練習を継続。元WBC同級暫定王者で弟の拓真とスパーリングを行うこともあるという。

 コロナ禍で日本ボクシング界全体が疲弊する中、大橋会長は「尚弥が海外で活躍することが一番の活性化になる」と強調。「ネックは(米国入り後)2週間の隔離だけど、それも仕方ない。何としても成功させたい」と話した。トップランク社が9日から再開させる興行、米国内での感染状況などを注視して判断を下す。

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2020年6月2日のニュース