田口良一“後ろ盾”になった尚弥戦「あの試合があったから世界王者になれた」

[ 2019年11月20日 15:42 ]

引退を発表した田口良一(左)と渡辺均会長(撮影・中出健太郎)
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 ボクシングの元WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一(32=ワタナベ)20日、都内で会見し、現役引退を発表した。田口は昨年5月、ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に敗れて王座陥落。今年3月には1階級上のWBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)に挑戦も判定負けし、進退を保留していた。

 会見に臨んだ田口は晴れやかな表情で13年間のプロ生活を振り返り、印象に残った試合としてデビュー戦(06年7月)、新人王獲得(07年12月)、最強後楽園優勝(11年10月)、日本タイトル獲得(13年4月)、井上尚弥戦(同8月)、世界王者獲得(14年12月)、そして現役最後の試合となった田中戦などを挙げ、「一つに決められない。強いて一つ挙げるとすれば全部ですかね」と話し、笑いを誘った。

 ワタナベジムの渡辺均会長が「一番のハイライト」とした井上戦に関して田口は「あの試合があったから世界チャンピオンになれた」と回顧。「あれ以降、(対戦相手が)井上選手より強くはないだろうと思えたし、自分の“後ろ盾”になってくれた。逃げずに戦って良かったと感じています」と振り返った。

 今後については将来的なジム経営を目指すとした。以前は引退後に飲食店を開くことを公言しており、方向転換の理由を「今までの知識や経験を生かした方が勝算があると思った」と説明。現在は知人のフィットネスクラブで“修行中”で「前はニートでしたけど、今はフリーターに昇格しました」と笑顔。「ジムをやって軌道に乗ったら飲食店も考えます」と話した。

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