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「はじめの一歩30周年記念フェザー級T」竹嶋宏心VS渡部大介ら早くも火花

[ 2019年10月3日 19:56 ]

「はじめの一歩」の作者・森川ジョージ氏(中央)と30周年記念フェザー級トーナメントに出場する日本人4選手(左から溜田剛士、草野慎悟、一人置いて竹嶋宏心、渡部大介)
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 プロボクシングの「はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント」出場選手発表&組合せ抽選会が3日に都内で開かれ、出場7選手の対戦カードが決定。出席した日本人4選手が早くも火花を散らした。

 日本フェザー級7位、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級6位で27戦21勝(19KO)4敗2分けの戦績を持つ溜田剛士(26=大橋)は初戦で韓国KBMフェザー級王者イ・ジェウ(26=韓国)との対戦が決定。「誰が相手でも倒して勝つと決めている」と宣言し、「倒すか、倒されるかの試合をしたい。KO率が高い選手の方がやりがいがある」と8戦6勝(5KO)2敗のイとの対戦を歓迎した。

 WBOグレートチャイナ王者マ・シャン(23=中国)との激突する草野慎悟(30=三迫)は「『はじめの一歩』は30周年ですが、ボクも30歳なので同級生。(主人公の)一歩のように豪快なKOで勝ち、優勝して漫画に出たい。デンプシー・ロールで倒します」とアピールした。

 東洋太平洋同級13位の竹嶋宏心(23=松田)と日本フェザー級6位の渡部大介(28=ワタナベ)の日本人対決は1回戦屈指の注目カード。ともにアマチュア経験があり、アマ時代に1度だけスパーリングの経験もあるという。アマ101戦82勝19敗、プロ4戦4勝(3KO)の竹嶋は「この大会はボクのための大会になると確信している。圧倒的に勝って圧倒的に優勝したい」と豪語。日本人選手に対戦を断り続けられていたため、「やっと日本人とできる。絶対に勝ってランク入りして、すぐにタイトル挑戦して必ずチャンピオンになる」と意気込んだ。対する渡部はアマチュアでは実績を残していないものの、プロ14戦9勝(6KO)4敗1分けで出場者の中では日本ランク最上位。「日本人慣れする前につぶしてやろうと思っている。大学時代にスパーをした時は強かったという印象。でも自分の方がプロ向き。強いパンチを当てて倒してやろうと思います」とKO勝利を誓った。この両者の勝者が準決勝では前WBOアジアパシフィック・フェザー級王者リチャード・プミクピック(29=フィリピン)と対戦する。

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