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石田匠 IBF世界スーパーフライ級の指名挑戦者決定戦出場

[ 2019年10月3日 16:53 ]

IBF世界スーパーフライ級の指名挑戦者決定戦出場が決まった石田匠(中央)、井岡一法会長(左)と元世界2階級王者の井岡弘樹氏
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 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級5位の石田匠(27=井岡)が3日、大阪市内の所属ジムで会見し、同級8位のイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)との指名挑戦者決定戦に出場すると発表した。試合は年内に海外での開催が有力。当初は10月26日にメキシコ第2の都市グアダラハラで開催予定だった。この日、発表前に主催者側から日時と場所を変更する旨の連絡があったという。

 時期や場所が未定という異例の次戦発表でも石田は動じない。

 「いつやっても、どこでやっても関係ない。しっかりここで勝って世界に挑戦し、チャンピオンになります。(開催予定が当初より延びても)それだけ準備できる」

 2009年2月のデビューから17連勝で日本スーパーフライ級王座を獲得し5度防衛後に返上。17年10月に敵地でWBA世界同級王者カリド・ヤファイ(英国)に挑むも12回判定0―3でプロ初黒星を喫した。18年2月に再起し4連勝中で戦績は28勝(15KO)1敗。

 指名挑戦者決定戦に勝てば同級1位にランクされる。現王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)は11月に8度目の防衛戦に臨む予定。

 石田の相手ゴンサレスは20代前半の若手で右構え、戦績は24勝(11KO)3敗。18年2月にIBF王者アンカハスに10回TKO負け、同11月にWBA王者ヤファイに12回判定負けしている。石田はヤファイ戦などをチェックした印象について「メキシカンらしいスタイル。やりにくくはない」と話した。2度目の海外遠征となることには「いろいろ経験させてもらい、雰囲気は分かっている。どこでやろうが力を出せる」と自信を示した。

 井岡一法会長は相手について「問題ない。(懸念材料は)アウェーというだけ」と手応え十分の口ぶり。六甲山頂と六甲山牧場を往復する走り込みを既に5~6度実施して下半身や心肺機能を強化している。「よく練習してます」と石田の熱心な取り組みに目を細めた。

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2019年10月3日のニュース