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伊藤雅雪 再起戦へ完璧仕上がり「ただ勝つだけの試合にはしない」

[ 2019年9月12日 15:41 ]

前日計量をクリアした元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(左)と対戦相手のルーベン・マナカネ
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 ボクシングの前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(28=横浜光)が13日、東京・後楽園ホールでルーベン・マナカネ(26=インドネシア)とライト級10回戦を行う。12日は前日計量に臨み、リミット(61.2キロ)を300グラム下回る60.9キロでクリアした。

 5月のV2戦でジャメル・ヘリング(米国)に判定で敗れ、今回が再起戦。1階級上のライト級での試合とあって調整は順調で、「これまでは減量のことばっかり考えていたけど、トレーニングをメインにやれた。ここまでは完璧。スパーリングも良かったので、あとは試合での動きが良ければ、今後ライト級も見えてくる」と手応えを口にした。

 ライト級にしてもスーパーフェザー級にしても再び世界戦線に躍り出るには厚い壁がある。伊藤は「年末にチャンスがある可能性もある。そうすると実績のあるスーパーフェザーかな。いずれにしてもチャンスには貪欲でいたい」と前向き。「今回の試合が大事だと思う。ただ勝つだけの試合にはしない」と続けた。

 昨年3月以来となる後楽園ホールでの試合で、チケットは立ち見も相当数出るなど完売状態。「この1年はアメリカと年末の試合しかやっていないので後援会の人とかも喜んでくれている。僕にとっても、もう1度スタートを切るにはいいと思う」と聖地からの再出発を誓った。

 なお、マナカネは59.6キロで計量をパスした。

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2019年9月12日のニュース