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千本瑞規 血染めの新女王!国内最速タイプロ2戦目で戴冠

[ 2019年6月25日 20:58 ]

<日本女子ミニマム級タイトルマッチ>6回負傷判定で新王者となった千本
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本女子ミニマム級タイトルマッチ6回戦は25日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者で同級2位の千本瑞規(25=ワタナベ)が6回33秒、負傷判定2―0で日向野知恵(34=スパイダー根本)に勝利。国内最速タイとなるプロ2戦目でタイトルを獲得した。

 アマ57戦45勝12敗、全日本選手権準優勝の実績を持つ千本が序盤から主導権を握った。頭を下げて前に出る日向野を軽快なフットワークと鋭い左ジャブでさばく。2回には右アッパーを何度もに顔面にヒットさせたが、そこに“落とし穴”が待っていた。

 「アッパーが当たり過ぎて右拳を痛め、3回から右が使えなくなってしまった。痛めているのがバレないように戦いました」

 中盤以降は左手しか使えず、日向野の粘りの反撃に苦しんだが、最後は偶然のバッティングで眉間をカット。レフェリーは試合続行は無理と判断した。ジャッジの採点は57―57、59―56×2人。血染めの新女王は「勝てたのでホッとしている。フルラウンドやりたかったけど…。チャンピオンは気持ちが強く、タフでした」と振り返った。

 デビュー2戦目で日本タイトルを獲得し、今後の飛躍が期待されるニューヒロインは「これからも用意してもらった試合を確実に勝っていきたい。とりあえずは右手を治さないと」と笑った。

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2019年6月25日のニュース