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恒成 8・24に2度目防衛戦 8度目世界戦で初サウスポーと

[ 2019年5月30日 05:30 ]

WBO世界フライ級タイトルマッチ   王者・田中恒成 《12回戦》 同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ) ( 2019年8月24日    名古屋市武田テバオーシャンアリーナ )

2度目防衛戦の会見で相手のゴンサレスの写真と3本のベルトを持つ田中恒
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 ボクシングのWBO世界フライ級王者・田中恒成(23=畑中)が29日、名古屋市内で会見し、8月24日に名古屋市港区の武田テバオーシャンアリーナで2度目防衛戦を行うと発表した。相手は指名挑戦者の同級1位ジョナサン・ゴンサレス(28=プエルトリコ)。22勝(13KO)2敗1分1無効試合のサウスポーで3月16日、田口良一(ワタナベ)に12回判定勝ちした初防衛戦以来のリングとなる。

 3階級制覇王者・田中の2度目防衛戦は、2014年3月のプロ2戦目以来、8度目世界戦では初のサウスポーが相手。その対策として東京五輪を目指すアマチュアボクサーの兄・亮明(25=中京学院大中京高教)がスパーリングパートナーとして6月のフィリピン合宿に同行することになった。

 亮明は全日本選手権や国体優勝経験がある国内トップ選手。2016年リオ五輪のプレ大会では優勝した。しかも同じフライ級、ゴンサレスと同じ左構え。「これ以上ない練習相手。KOを意識して戦いたい」と心強い援軍を得た。

 最近11戦続いた右構えとの対戦では、兄とのスパーは距離感の狂いを招きかねず敬遠してきた。ついに実現する兄弟タッグ。「よかったところ、悪かったところを言い合えるナンバーワン・パートナー」。父の斉トレーナーは6月2日から13日までのマニラ合宿でも相乗効果を期待した。

 勝てば、1階級上のスーパーフライ級で6月19日に日本のジム所属選手初の4階級制覇に挑む井岡一翔(30=Reason大貴)との対戦構想が年末にも浮上しそうだ。陣営の畑中清詞会長は「可能性はゼロではない」、田中も「やりたい相手です」。まずは敵情視察もかねて自らその会場、千葉・幕張メッセへ向かう。

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2019年5月30日のニュース