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福原辰弥「自分のスタイル生かしたい」 王者ワンヘンとの再戦へ前日計量パス

[ 2019年5月30日 19:25 ]

計量をパスした福原(右から2人目)と王者ワンヘン(同4人目)はポーズをとる(撮影・田中哲也通信員)
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 ボクシングのWBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦の前日計量が30日、タイ・バンコクで行われ、挑戦者の同級4位・福原辰弥(30=本田フィットネス)はリミットの47・6キロ、王者ワンヘン・ミナヨーティン(33=タイ)は100グラム軽い47・5キロでパスした。試合会場は当初予定されていたチョンブリからチャチョエンサオに変更して行われる。

 元WBO世界同級王者の福原は2017年11月にも敵地で王者ワンヘンに挑んだものの、0―3判定負け。今回の再戦はワンヘンのケガにより当初の予定から2カ月延期されたが、「延期をプラス思考に受け止めて、モチベーションを下げずにじっくり調整することができた。減量もゆとりを持って取り組むことができた」と前向き。初戦は「意に反して相手の距離に迎合してしまったことが大きな敗因」とし、「今回はその点に注意し、自分のサウスポースタイルも初戦以上に生かしたい」と抱負を述べた。

 一方、元世界ヘビー級王者ロッキー・マルシアノ(米国)の49戦全勝、元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(同)の50戦全勝を超え、プロデビューから52連勝中のワンヘンは11度目の防衛戦。「福原がどのように変わっていようが、進歩していようが、気にしない。自分のボクシングを全力をもって実現させ、見ている人たちを感想させたい」と意気込んだ。

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2019年5月30日のニュース