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黒田雅之 6年ぶり世界戦で成長見せる!大一番前にも平常心「いい意味で他人事」

[ 2019年5月6日 16:11 ]

<ボクシング黒田公開練習>サンドバッグ打ちで自身を追い込む黒田(撮影・木村 揚輔)
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 IBF世界フライ級タイトルマッチ(13日、後楽園ホール)に臨む同級4位の黒田雅之(32=川崎新田)が6日、川崎市のジムで公開練習を行った。シャドーで体を温めた後、アマチュアの大学生を相手に軽めのスパーリングを3ラウンド。さらにサンドバッグ打ち、縄跳びなど約1時間たっぷりと汗を流した。

 6年ぶり2度目となる世界戦まで残り1週間。心境を問われた黒田は「いい意味で“他人事”。やることをやるだけなので、そこに集中できている」と平常心を強調した。世界初挑戦だった6年前はファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)に判定負け。「当時の僕は地に足がついてなくてフワフワしていた」と振り返る。だが、6年の時を経て技術的な部分はもちろん、不安視されたメンタル面の対応力も強化。会見で新田会長が「勝ったら、ご褒美にBMWを買おうと思っていたけど、売り切れだった」とジョークを飛ばすと、黒田は「ほしかったです。ただ(運転)免許を持ってないですけど」と即座に切り返す対応力を披露した。

 王者モルティ・ムザラネ(36=南アフリカ)については「丁寧でしっかりしたボクシングをする印象」と語り、「自分自身の課題を徹底して克服することが、結果的に対策になっていると思う」と自信。勝てば、新元号「令和」での日本人新王者1号となるが、「それはしっかり試合をした後にオマケとしてついてくるもの」と意識せず、王座奪取に集中する。 

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