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渡部あきのり 天心VSメイウェザーは「テニスプレイヤーが卓球選手に卓球で勝負したような感じ」

[ 2019年1月3日 09:16 ]

 ボクシングの日本スーパーウエルター級暫定王者・渡部あきのり(33=角海老宝石)が2日夜、自身のブログを更新。昨年大みそかの「RIZIN.14」で行われた元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国=41)とキックボクシングの“神童”那須川天心(20=TARGET/Cygames)のエキシビションマッチを「テニスプレイヤーが卓球選手に卓球で勝負したような感じ」と独特の表現で切り捨てた。

 15試合連続KOの日本タイ記録を持つ渡部は、20歳だった2006年に米ラスベガスでメイウェザーとのスパーリングを経験。「メイウェザーにたくさん殴られた」といい、体重の違う2人がヘッドギアなしで対戦することを「本当に危ないなぁと思っていた」。“1回TKO”という結果には「予想通りでしたが、格闘家としての注目、興行を盛り上げた事は 選手として本望だったと思います。勇敢に挑み、万人の前で散った天心くんは本当にプロのエンターテイナーだと思いました」と那須川を思いやった。

 当時の記事の写真も掲載した渡部は「ボクシングはオリンピック競技でもあり、スポーツですからね。RIZIN、K―1格闘技とは競技が違います」とボクサーのプライドをのぞかせつつ、メイウェザーと那須川の一戦を「テニスプレイヤーが卓球選手に卓球で勝負したような感じですかね。勝てなくて当たり前ですし、逆なら負ける訳ないと自信を持っていると思います」と断言。そして「ボクシングという競技で世界のトップに数十年も居続けた人間に、その人の土俵で、ボクシングで競い合ったなら 勝てなくて当たり前です」と続けた。

 自身は先月20日に正規王者・新藤寛之(32=宮田)と王座統一戦を行い、引き分けたばかり。両者防衛という形となったため、再戦することになりそう。「新年早々、昔の自分の記事を読んでいたら20歳の自分に、お前頑張れよって勇気づけられてしまいました(笑)まずは人の心配するより、自分の残尿の心配した方が良いですね」とオチをつけた。

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2019年1月3日のニュース