17戦全勝の中谷「みなさんの思いをしっかり拳に乗せて日本王者に」CC発表会見
ボクシングの日本王者と最強挑戦者が対戦する「第40回チャンピオンカーニバル」の発表会見が24日、東京ドームホテルで開かれ、13階級に出場する計26選手が抱負を述べた。
17戦全勝(12KO)の中谷潤人(20=M.T)が望月直樹(24=横浜光)と王座決定戦を戦うフライ級、井上尚弥・拓真兄弟のいとこ、井上浩樹(26=大橋)が王者・細川バレンタイン(37=角海老宝石)に挑むスーパーライト級、テクニシャンの阿部麗也(25=KG大和)が王者・源大輝(27=ワタナベ)に挑戦するフェザー級などが注目カード。大会MVPには賞金30万円、殊勲・敢闘・技能の3賞にはそれぞれ賞金10万円が贈られる。対戦カードと選手の抱負は以下のとおり。
▽ミニマム級(1月12日、後楽園)王者・小野心(ワタナベ)―1位・田中教仁(三迫)
▼小野 次のことは心に秘めておくが、1月12日に集中していきます。
▼田中 倒してボコボコにしてベルトを獲って帰りたい。
▽ライトフライ級(2月14日、後楽園)王者・堀川謙一(三迫)―同級2位・戸高達(レパード玉熊)
▼堀川 チャンピオンカーニバルは6年前ぐらい前に出て負けた。次は何が何でも勝ちます。
▼戸高 厳しい試合になると思うが、ガンガン攻めていい試合をしたい。
▽フライ級王座決定戦(2月2日、後楽園)同級1位・中谷潤人(M.T)―同級6位・望月直樹(横浜光)
▼中谷 みなさんの思いをしっかり拳に乗せて日本王者になりたい。
▼望月 (相手は)僕の目には完璧な選手には映ってない。ベストを尽くしたい。
▽スーパーフライ級(4月21日、大阪)王者・奥本貴之(グリーンツダ)―同級1位・ユータ松尾(ワールドスポーツ)
▼奥本 しっかり勝ってMVPで30万円をいただきます。
▼松尾 (移籍した)ワールドスポーツジムのみなさんと、今年亡くなった(前所属の国際ジムの)高橋会長のためにも必ず勝ちます。
▽バンタム級王座統一戦(未定)正規王者・斉藤裕太(花形)―木村隼人(ワタナベ)
▼斉藤 呪われたバンタム級の王者として、花形スペシャルで倒して勝ちます。
▼木村 斉藤選手は打ち合うと強いと思うが、KOで白黒つけて自分が王者だと証明したい。
▽スーパーバンタム級王座決定戦(1月12日、後楽園)同級1位・中川麦茶(角海老宝石)―同級2位・田村亮一(JB SPORTS)
▼中川 強い相手と認識している。当日はいい試合をしましょう。
▼田村 前回、日本タイトルマッチをしたのが30歳で(ジムオーナー・森川ジョージの人気漫画)「はじめの一歩」も30周年。31歳になったが、必ず日本タイトルを獲りたい。
▽フェザー級(5月1日、後楽園)王者・源大輝(ワタナベ)―同級1位・阿部麗也(KG大和)
▼源 一番の注目カードと思っている。自分のベルトと阿部選手の世界ランクが懸かった試合。人生を懸けて勝ちたい。
▼阿部 1月19日に王者と同じジムの杉田選手との試合が決まっている。サクッと終わらせて、(王者には)しっかり対策してもらって、その上で蹴散らして勝ちたい。
▽スーパーフェザー級(5月4日、後楽園)王者・末吉大(帝拳)―同級1位・大里拳(大鵬)
▼末吉 圧倒的に勝ってMVPを獲ろうと思う。
▼大里 2月に末吉選手に負けて、もう一度やるために勝ち上がってきた。強さもうまさも知った上で絶対に勝ちたい。
▽ライト級(4月11日、後楽園)王者・吉野修一郎(三迫)―同級1位・アクセル住吉(関門JAPAN)
▼吉野 2年連続出場でやることは1つ。倒して勝つこと。
▼住吉 (ジムがある)下関はフグが有名で、自分も「関門のトラフグ」を呼ばれている。王者に1つ注意しておきたい。調理師免許は取っておいた方がいい。
▽スーパーライト級(4月6日、後楽園)王者・細川バレンタイン(角海老宝石)―同級1位・井上浩樹(大橋)
▼細川 何度もスパーしてメチャクチャ強いのは僕が一番知っている。(打たれて)顔は腫れて、目も潰れて、何より、もの凄く脳が揺れると思う。でも絶対に勝つ。
▼井上 試合が決まってから練習で強くなった気がしている。お互い高め合っていい試合ができたら。
▽ウエルター級(4月21日、大阪)王者・矢田良太(グリーンツダ)―永野祐樹(帝拳)
▼矢田 前回は殊勲賞でチャンピオンカーニバルにはいい思い出しかない。それ以上の思い出をつくるためにも一番目立った試合をして、矢田がMVPと言われたい。
▼永野 もしかしたら最初で最後のチャンスになるかもしれない。(矢田の愛称)浪速のターミネーターを破壊して、一発でベルトを獲りたい。
▽スーパーウエルター級(5月1日、後楽園)正規王者・新藤寛之(宮田)―同級1位・松永宏信(横浜光)
▼新藤 4日前に(暫定王者・渡部と)試合をして引き分け防衛で、正直スッキリしない。次はキッチリ勝って新藤は強いなと知ってもらいたい。
▼松永 まずは正規王者になって、暫定王座も統一するビジョンをかなえるために必ず勝ちます。
▽ミドル級(3月2日、後楽園)王者・竹迫司(ワールドスポーツ)―同級1位・加藤収二(中野サイトウ)
▼竹迫 2年連続MVPを獲りたい。
▼加藤 かなり不利と思われているが、当日はアッと驚かせる試合をしたい。
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