×

井上拓真 スッポンパワーで戴冠だ!父お手製「真吾スペシャル雑炊」で減量順調

[ 2018年12月21日 18:53 ]

公開練習でミット打ちを行う井上拓真(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 30日に行われるボクシングのWBC世界バンタム級暫定王座決定戦12回戦で世界初挑戦する井上拓真(22=大橋)が21日、横浜市の大橋ジムで練習を公開した。同級5位の井上は同2位タサーナ・サラパット(25=タイ)と対戦する。

 シャドーボクシングで体を温めた後、8ラウンドのミット打ち、いとこの井上浩樹(26=大橋)とのマススパーなどに汗を流した拓真は「ここまでスパーリングも充実していたし、コンディションもいいので試合が待ち遠しい。30日はしっかり勝って、世界チャンピオンになります」と自信たっぷりに言い切った。

 減量についても「カコイチで調子がいい。スムーズに落ちています」と順調ぶりを強調した。つらい減量期を支える強力な味方が父・真吾トレーナーお手製の「真吾スペシャル雑炊」(SSZ)だ。

 「真吾スープ」、サムゲタン風の「シンゲタン」からグレードアップしたもので、スッポンスープをベースにお米、卵、鶏肉、ニンニクやショウガなど複数の野菜を使用。卵はヨード卵光、鶏肉は「普段食べているのは100グラム60円とかだけど、280円ぐらいするスーパーにある一番いいヤツ」(真吾トレーナー)を使用。ベースとなるスッポンスープは缶入りのものを2缶使うが、以前はスープだけだったものを大橋会長のツテで入手したスッポンの肉入りに変更し、1食あたり推定4〜5000円の豪華版。

 今回は前日20日から食べ始め、29日の計量後のリカバリーまで体重の増減を見ながら1食200〜400グラムを摂取するという。味付けは塩だけだが、隠し味に“親の愛情”をたっぷり注入。真吾トレーナーは「それが一番効く」と胸を張った。

 WBA世界同級王者の兄・尚弥(25=大橋)がワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦中で、拓真がWBCのベルトを獲得し、尚弥がWBSS優勝なら主要4団体のベルトを兄弟で独占することになる。30日はその大きな野望に向けての第1歩。拓真は「特別な日になる。試合はいつも通り勝ちに撤するだけ。勝った時にすべてがついてくる」と力強く語った。

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月21日のニュース