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拳四朗 距離感つかんだ!5度目防衛に手応え

[ 2018年12月21日 05:30 ]

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者・拳四朗≪12回戦≫同級8位サウル・フアレス ( 2018年12月30日    大田区総合体育館 )

棒を使って距離感を養いながらミット打ちする拳四朗(左)(撮影・島崎忠彦)
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 WBC世界ライトフライ級王者・拳四朗が20日、東京の拠点としている三迫ジムで公開練習を行った。前日本フライ級王者・黒田雅之(川崎新田)とのスパーリングでは、1階級上の実力者と堂々と渡り合った。今年5月のロペスとの再戦を前にサウスポー対策を行う中で「距離感」をつかんだという。「距離を崩さないことが勝ちに一番近い道」と自信を深めている。

 だが、自身の試合がテレビで生中継されないことを問われると、「つらい」とトーンダウン。「少しでも長く映してもらうために、あとの2人に早く終わらせてもらうしかない。僕の時間をつくってって感じ」と懇願した。もちろん脇役のまま終わるつもりはない。父の寺地永会長は「1試合増やして年4回は試合やらせたい」と長期政権への構想を描く。現役の日本人世界王者では最多の4度防衛を重ねており、拳四朗は「記録更新を狙いたい。KOで勝って来年へつなげたい」と4戦連続KO勝利、そして来年の飛躍を誓った。

 ▼帝拳ジム浜田剛史代表 1ラウンド目は黒田の体の大きさを感じたが、2ラウンド目には距離が修正され、それを感じさせなかった。(拳四朗は)自分のボクシングをつかんでいるんだと思う。

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