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那須川、メイウェザー戦は語らず…内藤戦に集中「日本のトップ証明を」

[ 2018年11月16日 15:53 ]

<RISE129>前日計量を終え、ポーズをとる内藤大樹(左)と那須川天心
Photo By スポニチ

 立ち技打撃系格闘技「RISE129」(17日、東京・両国国技館)の前日計量、記者会見が16日、都内で行われ、大みそかの「RIZIN.14」でのフロイド・メイウェザー・Jr(41=アメリカ)戦の行方が注目される那須川天心(20=TARGET/Cygames)も出席した。

 この日、RIZINの榊原信行実行委員長が自身のツイッターに「フロイド・メイウェザー選手とのミスアンダースタンディングは解決しました。彼は12月31日大晦日にRIZIN.14のリングで那須川天心選手と対決します」と投稿したが、那須川は計量、会見の真っ最中。さらに主催者側が「会見での質問は本大会に関することに限らせていただきます」と繰り返しアナウンスしたため、那須川がメイウェザーについて発言することはなかった。

 17日に−57キロ契約で内藤大樹(22=ストライキングジムAres)と3年ぶりに再戦する那須川は計量を56.95キロで一発クリア。「内藤選手は日本人の中で最強レベルの選手。日本の中でトップを証明できる試合になる」と、まずは内藤戦に集中する構えだ。

 一方でNPO法人「ピースプロジェクト」と協力して「天心ファミリープロジェクト」を立ち上げることも発表された。格闘技を通じて養護施設やグループホームで暮らす子供たちに元気や勇気、夢、諦めない気持ちを持ってもらうことがテーマで、「ピースプロジェクト」の加藤勉代表は具体的な展開として「天心選手の試合に子供たちを招待したり、全国の養護施設などを訪れて格闘技を経験してもらう」と説明。「大みそかの試合も…あると信じているのでRIZINさんにも協力を求めたい」と続けた。17日のRISE129には千葉のグループホームから数人を招待するという。

 那須川はプロジェクトについて「以前から社会に恩返ししたいと思っていた。自分に出来ることは格闘技しかないので、自分の試合を通じて、みんなに元気になってもらえるように頑張りたい」と話していた。

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2018年11月16日のニュース