×

細川チャーリー忍が新王者 ビッグマウス加速「欲しいのは世界ベルト」

[ 2018年9月26日 22:04 ]

11回TKO勝ちでタイトル獲得!雄叫びを上げる細川チャーリー忍
Photo By スポニチ

 ボクシングのOPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ミドル級タイトルマッチ12回戦は26日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者の細川チャーリー忍(34=金子)が王者・秋山泰幸(38=ワタナベ)を11回TKOで下して新王者となった。戦績は細川が14戦11勝(10KO)3敗。初防衛に失敗した秋山は21戦12勝(9KO)8敗1分けとなった。

 2人の対戦は今回が2度目。昨年3月のノンタイトル戦では秋山が2―0の判定で勝利していたが、今回は細川が見事にリベンジした。「元々打たれ強いけど、打たれるのは嫌い。あの試合も負けたとは思わなかったけど、あれからスタイルを変えた。KOしなくちゃいけないと思うようになった」と細川。以降は5戦連続KO勝利で悲願のタイトルを獲得した。

 兄のバレンタイン(37=角海老宝石)は現役の日本スーパーライト級王者。昨年、タイトルを獲得した時に祖母をリングに招き入れた。「うちには派閥があるので、俺がベルトを獲ったらお母さんをリングに上げるって決めていた。めっちゃプレッシャーだったけど、約束を果たせてうれしい」と喜んだ。

 さらに「でも、欲しいのはこのベルトじゃない。世界ベルト。お母さんを“世界一の子を産んだお母さん”にしたいから」と宣言。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ新王者は「スピード、パワー、耐久力の全てを持っている選手なんて他にいない。あとは磨くだけ」とビッグマウスぶりを加速させた。

 次戦は指名挑戦を受ける形になるため、金子健太郎会長は「それをクリアできたら」と世界挑戦も示唆しつつ、「このビッグマウスを謙虚にさせる戦いも必要かな」と苦笑いしていた。

続きを表示

2018年9月26日のニュース