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佐川遼 2月に世界挑戦の松本に3回TKO勝ち!「いいところに当たってくれた」

[ 2018年9月11日 22:38 ]

元世界ランカーの松本を破った佐川
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 ボクシングの日本フェザー級8位・佐川遼(24=三迫)が、2月に世界挑戦した日本スーパーバンタム級7位の松本亮(24=大橋)を破る番狂わせを起こした。

 11日、東京・後楽園ホールで行われたフェザー級8回戦で3回1分30秒TKO勝ち。戦績を5勝(3KO)1敗とした。2月にWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国)に判定負けした元東洋太平洋スーパーフライ級王者の松本は再起に失敗し、21勝(19KO)3敗。

 ボディーを交えたコンビネーションで攻め込んできた松本に対し、佐川は右のカウンターを再三ヒット。2回には松本が左フック、佐川が右ストレートで相手をぐらつかせた。迎えた3回、佐川の右カウンターで松本が横倒しにダウン。立ち上がったもののダメージは明らかで、その後の打ち合いで足をふらつかせるとレフェリーが試合を止めた。

 佐川は「相手はあまり動かないタイプなので、自信あるストレートを打っていこうと思った。いいところに当たってくれた」と振り返った。青森北高―東農大とキャリアを積んだアマでは国体準優勝が最高。大学卒業後に一度は競技を辞めて製菓会社コロンバンに就職したが、大学時代の同級生らがプロで活躍しているのを見て三迫ジムからプロデビューした。「まだアマの感覚でやっていた」プロ2戦目で2回KO負けしたものの、その後は4連勝で今回は元世界ランカーも撃破。現在もコロンバの営業職をしながらジムに通う24歳は「(松本は)名前のある選手なので、正直自信はなかった。やるだけでも自分の名前が売れるかなと思ったけど、結果がこうなって良かった」と顔をほころばせた。

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2018年9月11日のニュース