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井上拓真、緑髪で計量一発パス「KOはしっかり狙っていきたい」

[ 2018年9月10日 14:48 ]

WBC王座挑戦権を懸けて戦う井上拓真(左)とヤップ
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級指名挑戦者決定12回戦(11日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、WBC同級3位で東洋太平洋同級王者のマーク・ジョン・ヤップ(29=六島、フィリピン)、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)の弟でWBC同級9位の井上拓真(22=大橋)ともにリミットいっぱいの53・5キロで一発パスした。

 前王者ルイス・ネリ(メキシコ)が体重超過で剥奪されたWBCバンタム級王座は現在空位。同級1位ノルディ・ウーバーリ(フランス)―同級4位ラウシー・ウォーレン(米国)の間で10月に王座決定戦が行われる予定となっており、新王者にヤップ―井上拓の勝者が挑む構図となる。試合はWBCルールで行われ、ブルース・マクダビッシュ氏(ニュージーランド)がレフェリーを努めるほか、4回と8回終了後に公開採点がある。

 井上拓は髪の一部を緑色に染めて計量に登場。「WBCの緑っすね。今回は(Tシャツなども)黒と緑でそろえているので」と説明した。減量は問題なく「最後までしっかり追い込めた。コンディションはかなりいい感じ」と言い、世界ランカーのゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ、フィリピン)らフィリピン人選手とのスパーリングで「強い選手とやれたので自信になっている。相手対策というより自分のボクシングを貫き通せるか。KOはしっかり狙っていきたい」と話した。

 一方のヤップも約1カ月間、母国フィリピンに戻ってスパーリングを積んできたと明かし、「KOいきます。イノウエは強いけど頑張ります」と意気込んだ。

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2018年9月10日のニュース