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37歳大竹 最年長王座ならず 138秒TKO負け「厳しい現実だな」

[ 2018年8月27日 05:30 ]

WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 ( 2018年8月25日    米アリゾナ州グレンデール )

ダウンし、立ち上がろうとする大竹(撮影・田中哲也通信員)
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 国内最年長記録となる37歳1カ月での世界王座獲得を目指した大竹は、王者のドグボー(23、ガーナ)に138秒でTKO負けした。開始1分すぎに強烈な左フックを受けて仰向けに倒れ、2度目のダウン後に連打を浴びてレフェリーストップ。プロ37戦目で初のKO負けに「まさか1ラウンドでとは…。厳しい現実だなと思う」とうなだれた。

 14年11月に敵地・英国で世界挑戦失敗後、引退も考えた。フィジカルトレーナー導入など強化体制を変え、根性頼みだったボクシングを「考えてやるようになり、楽しくなってきた」状況での世界再挑戦だった。「ここでボクシングが終わりとは、今の時点では申し上げられない」。明言は避けたものの、通常のボクサーなら定年の年齢で惨敗。現役続行は厳しくなった。

▼ドグボー 彼(大竹)が強く、最後まで耐えられるだけの体力を持っているのは知っていた。だから最初から全力でいくと決めていた。

 ▼金子ジム金子健太郎会長 もう少しやらせてあげたかった。またやると言えば全面的に応援するし、もうボクシングはいいです、となれば本当にご苦労さんと言ってあげたい。

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2018年8月27日のニュース