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尚弥 最大会場で「必ず優勝できるように頑張りたい」

[ 2018年8月22日 05:30 ]

ポーズをとる(左から)井上真吾トレーナー、井上尚弥、大橋秀行会長(撮影・郡司 修)
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 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦の井上尚弥(25=大橋)―フアンカルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)が10月7日、横浜アリーナで開催されることが21日、都内で発表された。WBSSの日本開催は初で、3階級制覇の井上は5月に獲得したWBA王座の初防衛戦となる。

 井上が横浜アリーナで戦うのは初めてで、最大1万7000人収容の会場も過去最高。「デカいというイメージ」と笑い、「ボクシングを盛り上げるためにも日本でできてよかった。ファンの方にも会場の雰囲気を感じてもらえる」と話した。

 大橋秀行会長によると、WBSSは欧州の会場と同じ舞台装置や演出を要望。先日は関係者6人が横浜アリーナを視察し、本番では約150人のスタッフが来日するという。消防法など難しい点はあるものの、試合を中継するフジテレビ関係者は「できるだけ向こうの世界観でできるようにしたい」と話した。モスクワで試合を観戦し、荘厳な舞台や入場後にコーナー下でお立ち台に上がる演出を見た井上も「シンプルだけどカッコいい。プロとしてやっている以上、楽しみの一つ」と歓迎した。

 元WBAスーパー王者パヤノとの1回戦へ向け、既にサウスポー相手にスパーリングを開始。2週間前からフィリピン人パートナーも招へいし、70ラウンドを消化した。「日本人初のWBSS出場に誇りを持って、必ず優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。 (中出 健太郎)

 ○…大橋ジムが横浜アリーナで興行を行うのは、川嶋勝重が徳山昌守に1回TKO勝ちしてWBCスーパーフライ級王座を獲得した04年以来14年ぶり。大橋会長は「縁起のいい会場。地元なので楽しみ」と話した。準決勝以降は海外開催が濃厚で組み合わせは未定。井上は「準決勝は(IBF王者)ロドリゲス(プエルトリコ)、決勝はテテ(南アフリカ)かドネア(フィリピン)が上がってくるのでは」と予想した。

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2018年8月22日のニュース