木村、田中の３階級Ｖ阻止宣言　雑草がエリートの野望打ち砕く

ＷＢＯ世界フライ級タイトルマッチ   （王者）木村翔《１２回戦》（同級１位）田中恒成 （ 2018年9月24日    名古屋・武田テバオーシャンアリーナ ）

チャンピオンベルトと田中恒成の写真を手に自信の笑みを浮かべる木村翔
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　王者・木村が２０日、都内で会見し「どちらがチャンピオンか、しっかり見せつけて防衛します」と田中の３階級制覇阻止を誓った。

　先月２７日に中国・青島で２度目の防衛に成功してから中２カ月弱でのＶ３戦。「正直キツいスケジュール」だが、指名挑戦者である田中との９月決戦は想定内。「疲れは１週間で抜けたし、減量も問題ない。スパーリングをこなしていけば大丈夫」と調整に自信。２６日から２週間予定しているタイ合宿で一気に仕上げる。

　元ＷＢＯ世界ミニマム、同ライトフライ級王者の田中が勝てば、世界最速に並ぶプロ１２戦目での３階級制覇となるが、木村は「前の試合が終わって遊べなかった怒りをぶつけ、必ずＫＯで勝つ」と宣言。数々の逆境を乗り越えてきた“雑草”がエリートの野望を打ち砕く。