初防衛目指す岩佐「トレーニングの成果が出ている　前回よりも間違いなくパワーアップ」

　ボクシングのダブル世界戦（３月１日、東京・両国国技館）の予備検診が２６日、東京・九段のホテルグランドパレスで行われ、出場４選手とも異常なしと診断された。

　ＩＢＦ世界スーパーバンタム級タイトルマッチは初防衛を目指す王者・岩佐亮佑（２８＝セレス）が身長１メートル７１、リーチ１メートル８０をマーク。１メートル６６、１メートル７２の挑戦者エルネスト・サウロン（２８＝フィリピン）を身長で５センチ、リーチで８センチ上回った。

　岩佐は昨年９月の世界挑戦時より胸囲が４センチ増の８８センチ。同１０月からフィジカルトレーニングを始めており、「体が大きくなってるので検診が楽しみだった。トレーニングの成果が出ている。前回よりも間違いなくパワーアップしている」と胸を張った。視力が前回の左右０・７から両目とも１・２になったが、“イーグル・アイ”の異名を取るサウスポーはは「調子が上がったから。あと３日で完璧になる」とニヤリ。サウロンについては「背も高くないし、大きいとも思わない。体を見ると減量はそんなにきつくないと思う」と印象を述べた。

　２４日に来日したサウロンは岩佐を「非常に強く、パワーがある選手」と称え、「コンディションは非常にいい。自分はパワーとストレートが強みだ」とコメント。初来日だが「時差は１時間しか違わないし、食事もフィリピンと変わらないので問題はない。減量も順調」と話した。