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五十嵐に浜田代表も太鼓判「ここ4年間見た中で最高のコンディション」

[ 2017年12月25日 20:05 ]

パンチングボールを叩く五十嵐
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界フライ級タイトルマッチ(31日、東京・大田区総合体育館)で王者・木村翔(29=青木)に挑戦する同級1位で元WBC王者の五十嵐俊幸(33=帝拳)が25日、東京都新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。スパーリングは行わなかったが、ミット打ちでは愛称の「スーパーソニック」復活を思わせるスピードあふれる動きとワンツーを披露。帝拳ジムの浜田剛史代表に「ここ4年間見た中で最高のコンディション」と言わしめ、五十嵐自身も「いい練習ができた。ウエートも普段から気を使っているので問題ない」と話した。

 2013年4月に八重樫東(大橋)に敗れて王座から陥落して以来、4年8カ月ぶりの世界戦。かつては14キロもの減量に苦しんでいたが、筋トレを一時辞めるなど、あえて筋力を衰えさせることで体重調整が楽になった。王者・木村については「とにかく手数を出して前に出てくる」と語り、「メンタルが強く、打たれても前へ出てくると思う。例えパンチが当たっても油断せず、集中力を切らさないようにしたい。どちらが最後まで集中力を切らさずに戦えるかがポイントになると思う」と分析した。

 2度目の防衛に失敗してから苦しみ抜いた4年8カ月について「(ジム同僚の)山中(慎介)さんが防衛を重ねていく中で、置いて行かれている感はあった」という。陥落当時は3歳だった長男・比呂くん(7)は五十嵐が王者であったことを「ハッキリ覚えていないみたい」とあり、「子供にも分かるように何としても勝ちたい。山中さんにも4年半ちゃんとやってきたところを見せたい」と王座奪回を誓った。

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2017年12月25日のニュース