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多田悦子 柴田直子に判定勝ちし新王者!5年ぶりの再戦制す

[ 2017年11月10日 21:01 ]

元世界女王対決を制した多田悦子
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 ボクシングのWBO女子アジア・パシフィック・ミニフライ級王座決定8回戦は10日、東京・後楽園ホールで行われ、前IBF女子世界同級王者の多田悦子(36=真正)が前IBF女子世界ライトフライ級王者の柴田直子(36=ワールドスポーツ)に3―0で判定勝ちし、新王者となった。36歳対決を制した多田は22戦17勝(5KO)3敗2分け。柴田は23戦17勝(6KO)5敗1分け。

 両者は12年9月に対戦し、当時WBA女子世界ミニフライ級王者だった多田が判定勝ち。5年ぶりの再戦はジャブの差し合いから多田が左、柴田が右を、それぞれ相手の打ち終わりに狙うテクニカルな展開となった。初回は柴田の右が良く当たったが、多田は2回から左の精度がアップ。頭を振って被弾を避け、ボディーを狙う際は徹底的に狙ってポイントを重ねた。後半は前に出てくる柴田に対し、多田の左が再三ヒット。終了ゴングと同時に多田は勝利を確信して両手を突き上げ、採点も77―75、78―74、80―72と明確な勝利だった。

 多田はリング上で対戦を受けた柴田に感謝を述べ、「デビュー戦もここで、久々やったけど、後楽園はお客さんの顔が見えるから、めっちゃエエでんな」と笑顔。この試合の勝者はランキング1位となり、WBO女子世界ミニフライ級王者・江畑佳代子(41=ワタナベ)への挑戦が有力で、観客席で観戦した江畑に対し「大先輩だけど、決まれば恥じないように戦う」とリング上から呼びかけた。

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2017年11月10日のニュース