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新藤寛之「きっちり勝ちたい」 コブラ諏訪「日本で生き残る」

[ 2017年11月10日 14:27 ]

日本スーパーウエルター級挑戦者決定戦で対戦するコブラ諏訪(左)と新藤寛之
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーウエルター級挑戦者決定戦(11日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10日、東京ドームシティの「MLBカフェ」で一般公開形式で行われ、同級1位の新藤寛之(31=宮田)はリミットより200グラム軽い69・6キロで、同級2位のコブラ諏訪(37=ピューマ渡久地)は300グラムアンダーの69・5キロで、ともに一発パスした。

 新藤は昨年4月に日本ウエルター級王座から陥落し、スーパーウエルター級に転向。「どの階級も順応するのに時間がかかる。1年かかったけど良かった」と手応えを口にした。勝てば日本王者・井上岳志(27=ワールドスポーツ)への挑戦権を得る一戦だが、「先を考えていないと言ったらウソになる。前回(ウエルター級)は王座決定戦に勝って王者になったけど、防衛できずに3カ月で終わってしまった。王者に勝って王者と認められたい」と2階級制覇に意欲十分。「井上選手は強いので、ここで苦戦していたら勝てないと思う。ここはきっちり勝ちたい」と必勝を期した。

 コブラ諏訪は13年にウエルター級で東洋太平洋王座と日本王座に挑戦して連敗。15年からはタイに主戦場を移していたが、今年7月に2年ぶりに日本のリングに上がっていた。新藤と対面して「思ったよりも身長差がある。あれほど大きい選手はなかなかいないのでスパーリング相手にも苦労した」と話したが、「僕が仕掛けないと試合が始まらないと思う。僕が(懐に)入るか、入らないか」と展望を口にした。タイでは当日に試合順が変わるなど「いろんなことがあった」そうで「その意味では(日本では)ぶれないで試合に集中できる。日本のファンの前でやれるのはうれしい。タイトルも目標だけど、今は目の前の試合が全て。日本で生き残る手形みたいなもの」とコメントした。

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2017年11月10日のニュース