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王者・小浦「試される場所」 挑戦者・谷口「明日の主役は僕」

[ 2017年11月10日 13:24 ]

東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチに臨む小浦翼(左)と谷口将隆
Photo By スポニチ

 ボクシングの東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ12回戦(11日、東京・後楽園ホール)などの前日計量が10日、東京ドームシティの「MLBカフェ」で一般公開で行われた。

 7月に獲得したベルトの初防衛戦となる東洋太平洋ミニマム級王者の小浦翼(23=E&Jカシアス)はリミットよりも300グラム軽い47・3キロで計量をパス。挑戦者の同級1位・谷口将隆(23=ワタナベ)について「うまくてスピードがある」と評しながらも、「相手の方が先にタイトル戦を経験しているし、防衛戦というよりも挑戦者と思っている。サウスポー対策は練習してきた。中盤から後半にかけて(相手が)落ちてくると思うので後半がカギと思う」と分析した。勝てば世界挑戦へ前進するだけに「これをクリアすることで自分の成長にもなるし、ここを通過点にしていきたい。試される場所と思います」と話した。

 一方の谷口は4月の日本ミニマム級王座決定戦でプロ初黒星を喫したが、その後は再起2連勝。リミットを100グラム下回る47・5キロでパスし、「明日の主役は僕です。きっちり勝ってベルトをもらいます」と意気込んだ。昨年の同時期にデビューした京口絋人(23=ワタナベ)がひと足先にIBF世界ミニマム級王座を獲得しており、これ以上後れを取るわけにはいかない。「(小浦は)うまくて強いチャンピオンだけど、僕の方が強いと思っている。自分の距離でどう戦えるか」とコメントした。

 日本ユース・ライト級タイトルマッチの計量では王者・富岡樹(20=REBOOT)と挑戦者の白鳥大珠(21=八王子中屋)が額をぶつけてにらみ合い、会場を沸かせた。

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