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拳四朗、稀勢化粧まわしに刺激!世界王者で「ガウンにケンシロウ」

[ 2017年5月11日 05:30 ]

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者ガニガン・ロペス≪12回戦≫同級4位・拳四朗 ( 2017年5月20日    有明コロシアム )

父の寺地永会長(奥)が見つめる中スパーリングをする拳四朗(左)
Photo By スポニチ

 世界初挑戦するWBC世界ライトフライ級4位の拳四朗(25=BMB)が都内で公開練習を行った。プロ初のサウスポーとの対戦へ、地元・京都から何度も上京して約100ラウンドのスパーを消化。この日も左構えの日本ランカーと3ラウンドのスパーリングを行い、「サウスポーにも慣れた。ジャブを意識して、ベテランの雰囲気にのまれないようにしたい」と意気込んだ。

 元東洋太平洋ライトヘビー級王者の父・寺地永会長が漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウから命名。拳四朗は「読んだことがない」と話すが、今回も入場時は「YouはShock!」で始まるアニメのオープニング「愛をとりもどせ!!」を使用する。大相撲の横綱・稀勢の里がケンシロウの義兄ラオウを描いた化粧まわしを贈られたと聞くと、「僕も世界王者になったら、ガウンにケンシロウを入れた方がいいですかね。夢が広がります」と笑顔を見せた。

 寺地会長は1メートル78の長身だが拳四朗は1メートル64。「寺地家は本来小さい。大きいと世界戦のチャンスが回ってこないので、ライトフライ級でよかった」と自身の夢を託した父に対し、拳四朗は「ベルトは真っ先に父にかけてあげたい」と応えた。

 ◆拳四朗(けん・しろう)本名・寺地拳四朗。1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれの25歳。中3でボクシングを始める。奈良朱雀高―関大。14年8月プロデビュー。15年10月にWBCユース・ライトフライ級王者、同年12月に日本同級王者(防衛2)、16年8月に東洋太平洋同級王者(防衛1)。プロ通算9戦全勝(5KO)。身長1メートル64の右ボクサーファイター。

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2017年5月11日のニュース