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柴田直子 3・4メキシコでV6戦、プロ転向後初の海外「大きな勝負」

[ 2017年2月4日 18:07 ]

敵地メキシコでのV6戦が決まった柴田直子
Photo By スポニチ

 ボクシングのワールドスポーツジムは4日、IBF女子世界ライトフライ級王者・柴田直子(35=ワールドスポーツ)が3月4日にメキシコ・グアダラハラでアロンドラ・ガルシア(21=メキシコ)を相手に6度目の防衛戦を行うと発表した。

 ガルシアは13年11月の同級王座決定戦で柴田が世界王座を獲得した際に3―0判定で破った相手で、約3年3カ月ぶりの再戦。柴田にとってはプロ転向後初の海外での試合となる。戦績は柴田が20戦16勝(5KO)3敗1分け、ライトフライ級でWBC女子ユース王座やWBC女子インターナショナル王座の経験を持つガルシアは20戦16勝(1KO)3敗1分け。

 都内で会見した柴田は敵地での防衛戦を受けた理由を「悩んだけど、世界を獲ったからには世界で戦いたいという気持ちがあった。海外での防衛は難しいと言われるけど達成すれば記録に残る。大きな勝負を懸けてみようと思った」と説明。ワールドスポーツジムの斉田竜也会長も「ガルシアはそこまで成長していないけど、柴田はこの2、3戦で成長しているので自信がある。次の指名試合ではもっと強い相手が来るので、ここで勝てば自信につながる」と勝算を明かした上で「敵地なので1ラウンドから強い王者だとアピールしていかないと。1ラウンドから行ってもスタミナは問題ない。相手が先に切れてくれる」と見通しを話した。

 アマ時代に台湾でのアジア大会には出たことがあるという柴田は、他選手から海外での試合についての情報を収集済み。ただし「パンを主食にされるのが嫌。味が濃いのも駄目」とあり、現地には米を持参する予定という。「あまり判定まで持っていきたくない。チャンスがあったら仕掛けてKOを狙っていきたい」と意気込みを示した。

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2017年2月4日のニュース