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王者・石本 久我有利の下馬評に「気分悪いすね」 1年1カ月ぶり再戦

[ 2017年2月3日 15:05 ]

1年1カ月ぶりの再戦となる王者・石本康隆(右)と久我勇作
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 ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦(4日、東京・後楽園ホール)の前日計量が3日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、3度目の防衛戦となる王者・石本康隆(帝拳)、挑戦者の同級1位・久我勇作(ワタナベ)ともにリミットを100グラム下回る55・2キロで一発パスした。

 2人は15年12月に王座決定戦で対戦。石本が判定勝ちして新王者となり、明暗を分けた。約1年1カ月ぶりの再戦となるが、2度の防衛に成功した石本が「もう1回どこかでやるんだろうなという感じはあった。お互いに大幅に変わることはない。(前回の)続きという感じですかね」と話したのに対し、昨年の「最強後楽園」で優勝して挑戦権を手に入れた久我は「決着をつけたいという意味では(続きという面は)あるけど、強くなっている自覚はある。前回とは変わった部分を見せたい」と意気込んだ。前評判では久我有利の声も聞かれるが、石本は「気分悪いすね。それが凄くモチベーションになっている」と話し、久我は「聞いてビックリしている。そう思ってもらえるならうれしい」と歓迎した。

 試合展開の予想について、石本は「僕は近い距離でも遠い距離でも戦える。どうなっても僕の戦い方をしたい」、久我は「前回は気持ちで押された部分はある。気持ちで上回れば全て僕の方が上回れると思っている」とコメント。石本は14年に敗れた小国以載(角海老宝石)が昨年末にIBF王座を獲得したことに関し「(小国戦は)接戦だったので半分は悔しい感じで、もう半分は希望もあった。グスマンという凄い王者に作戦を持ってきっちり戦えれば日本人も勝てると分かった」と励みになった様子だった。

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2017年2月3日のニュース