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内山 進退は慎重検討「近いうちには決める」、現役続行に含み

[ 2017年2月3日 18:09 ]

新井薬師で豆まきに参加した内山高志
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 ボクシングの前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(37=ワタナベ)が3日、毎年恒例となっている東京都中野区の梅照院(新井薬師)での豆まきに参加した。

 昨年大みそかに同級スーパー王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)との再戦に1―2で判定負けし、王座復帰に失敗してから初めて自身の進退について言及し、「まだ決めていないけど近いうちには決めようと思っている。あんまり長くはできない。いろいろ、体のこととかを考えながら、どうしようかという状態」と話した。

 内山によると「(現役を)やろうと思った時に体力が落ちていたらもったいないので」試合から1週間後には練習を再開したという。朝に約10キロ走り、ジムではミット打ちやサンドバッグも叩いているが、「本腰を入れた練習じゃない。練習が好きなので、追い込まない練習をしている」と説明した。ただし、現役復帰の決断をする場合には「気持ちがもの凄くやりたいと思わないとダメ。もう1回、世界王者に返り咲きたいという気持ち。とりあえずやろうというのはダメ」と自身に高いハードルを課しており、一方で「引退と発表して数カ月後に復帰とかは嫌じゃないですか」と慎重に検討している現状を明かした。

 昨年4月の王座陥落後はコラレスへの雪辱を第一目標に現役を続行したが、今回は「やりきってはいないけど、コラレスに関してはやりきったかな。あそこまでやっておいて、負けたのはしょうがない」と気持ちをリセットしているという。3月2日にはWBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)が内山の果たせなかった12度目の防衛に挑むが、「そういうのを見て、やりたい気持ちが強くなるかも」と現役続行に含みを持たせた。

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2017年2月3日のニュース