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田口 V5戦へ練習公開 接近戦用の“相撲トレ”実施「絶対に勝つ」

[ 2016年12月16日 18:38 ]

相撲を取り入れたミット打ちを行った田口
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)が16日、東京都品川区のワタナベジムで、大みそかに東京・大田区総合体育館で行われる5度目の防衛戦へ向けた練習を公開した。挑戦者の同級3位カルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)は16戦全勝13KOの強打者で、田口より小柄ながらもパワフルな突進力が持ち味。田口は「今までやってきた中で体の当たりはトップクラス。押し負けてスタミナを奪われないように“相撲の練習”もやっている」と明かした。

 公開練習では石原雄太トレーナーが体の前方に装着した長方形の「コンビネーションバッグ」に低い姿勢で肩から当たって押し、いなして重心をずらして打つ接近戦用の“相撲トレ”も実施。以前から取り組んでいたトレーニングを今回は特に練習しているそうで、石原トレーナーは「ちょっと外せば押せるポジションがある。不利なポジションに動かない練習をしてきた」と説明した。田口は「身長、リーチ差があるので近づきすぎないように極力離れて、中間距離や接近戦でも上回れればいい」と話した。

 同じ興業のメインでは前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(37=ワタナベ)が4月に2回KO負けした現スーパー王者ジェスレル・コラレス(24=パナマ)へのリベンジに挑む。田口は「勝って内山さんの復帰戦に弾みをつけたいというのはある。自分が負けたら士気が下がるかもしれないので、今までの防衛戦よりも絶対に勝ってつなげたいと強く思っている」と言葉に力を込めた。

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2016年12月16日のニュース