古川夢乃歌　初防衛に成功「不安だったので安心した」

防衛に成功した古川
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　ボクシングの女子ダブル世界戦が１３日、東京・後楽園ホールで行われ、メインのＷＢＡ世界ライトミニマム級タイトルマッチ１０回戦は王者・古川夢乃歌（２２＝ワタナベ）が挑戦者の同級２位・岩川美花（３３＝高砂）に２―０で判定勝ちして初防衛に成功した。８月に王座を奪った古川は１２戦９勝（６ＫＯ）１敗２分け、タイトル初挑戦も実らなかった岩川は１２戦６勝（２ＫＯ）５敗１分け。

　序盤は岩川のペースで進み、顔にパンチを受け続けた古川は「インターバルが終わっても、顔が揺れていることが２回あった」という。しかし、「体力には自信があった」と中盤からはボディーを狙って岩川を後退させ、パワーパンチで優位に立った。採点は１者が９５―９５だったものの、残り２者は９６―９４と９７―９３で古川を支持。ホッとした表情を見せた王者は「判定で勝てるか不安だったので安心した」と明かした。

　トータルで減量は８キロときついため、将来は階級変更を考えているという。しかし、「今はライトミニマム級でやりたい選手がいる」とまずは防衛を重ねる方針を示した。