×

小野 2度目世界挑戦へ秘策、14日タイで決戦 パクチーも大丈夫

[ 2016年12月7日 18:24 ]

マスボクシングで、パンチを放つ小野(左)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミニマム級タイトルマッチ(14日、タイ・ナコンラチャシマ)で2度目の世界挑戦をする同級14位の小野心(33=ワタナベ)が7日、東京都品川区のワタナベジムで練習を公開した。ジムの同僚を相手に軽めのマスボクシングを2ラウンド、さらに石原雄太トレーナー相手のミット打ちやサンドバッグ打ちでたっぷり汗を流した。11日に現地入りする予定で「試合が近づくにつれて気持ちが高まって、“やってやるぜ”という気持ちがこみ上げてくる。あとは最終調整で仕上げるだけ。減量はあと3キロです」と明かした。

 王者ノックアウト・CPフレッシュマート(26=タイ)は13戦全勝(6KO)で、暫定王者時代を含めて通算5度目の防衛戦。石原トレーナーは「凄く打たれ強く、ガードがしっかりしている。体の強さで前へ出てくる。アウェーで普通にやっても勝てない」と印象を語り、「異常なことをしないと勝てない」と秘策アリをにおわせた。小野は強化してきた部分について「試合を見れば分かります」と明かさなかったが、タイは日本人選手にとって世界戦1分け20敗(日本ボクシングコミッション公認)の鬼門とあり、「全ラウンド取ってやるという気持ちを強めたい」と意気込んだ。

 タイ対策としては「パクチーを食べている」という。かつてはタイで試合をした際に食事から抜いてもらっていたほど苦手だったが「タイに勝つという気持ちも含めて」弱点克服にチャレンジ。「普通に食べられるようになった。タイ料理にはほとんど入っているし、食事は大事と思うので」とうれしそうに話した。電子レンジで温めるだけで食べられるじゃがいもも現地には持参。「最近食べている。消化がいいし、炭水化物なので」と明るい表情だった。

続きを表示

2016年12月7日のニュース